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中曽根康弘賞

第9回受賞者

2013年6月25日授賞・対外発表(スピーチ順)

中井 隆陽(奨励賞)

年齢:1966年11月6日生れ(46歳) 国籍:日本
所属:医療通訳研究会(MEDINT)看護部会、医療法人瑠璃会AYクリニック 看護師

選考理由:医療看護分野の国際協力ボランティアに積極的に取り組み、青年海外協力隊の一員としてコートジボアール、マダガスカルで看護活動に従事し、国際緊急援助隊や特定非営利活動法人災害人道医療支援会(HuMA)等の登録看護師として参加しパキスタン、ハイチの大地震、フィリピン、パキスタン、タイの水害による被災者の緊急支援に取り組んできた。現地では設備や物資が不足するという厳しい状況の中で、現地の医療事情、風土、文化を理解し、現地の人に寄り添う看護を行ってきた。また、国内では、医療通訳研究会看護部会を看護師仲間とともに結成し、言葉や文化の異なる在留外国人の看護の理解を深める講座を開催し、看護師の人材育成に貢献している。このような国際的な支援活動は称賛に値する。

道下 徳成(奨励賞)

年齢:1965年8月26日生れ(47歳) 国籍:日本
所属:政策研究大学院大学准教授

選考理由:近年の中国の急速な台頭や北朝鮮情勢の不透明化に伴い、東アジアの戦略環境が大きく動揺している。そのような中、安全保障分野の研究者として国内外のメディアや学界で、日本の防衛政策や朝鮮半島情勢などの積極的な情報発信を行っている。とくに、日本の安全保障政策に関する理解が必ずしも十分とは言えない海外メディアで解説記事を連載し、またインタビューに頻繁に応じて日本から見解を示し続けていることは、日本の国益に資するものである。日本の安全保障政策に関する実務と学問を熟知し、欧米の政策コミュニティにも幅広いネットワークを有する数少ない専門家であり、国際関係における平和と安全の確保に寄与している。今後の活躍が大いに期待される。

ダイアン吉日(奨励賞)

年齢:非公開 国籍:日本
職業:英語落語家

選考理由:古典落語から創作落語まで、英語と関西弁をまじえたユニークあふれる落語により、日本人だけでなく外国人をも魅了し、日本の伝統文化の素晴らしさを伝える活動に取り組んでいる。米国や英国など海外公演では英語落語を通じて日本人の生活や感情を外国人に伝えている。一方で、新作落語「ワンダフル・ジャパン」では、来日した外国人が体験する驚きや出来事を落語にして、外国人の気持ちを日本人に伝えている。英語と関西弁をまじえた落語は英語を学び始めた日本人にも英語の勉強になる。茶道、華道、着物にも精通し、日本人以上に日本の伝統文化を熟知していると言っても過言ではない。日本人が忘れかけている日本の伝統文化をこよなく愛し、私たち日本人にその良さを思い出させるとともに、日本と海外の文化の懸け橋となる国際的な活動を高く評価する。

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